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ROE なんの略?

ROEとは「Return On Equity」の略で、「自己資本利益率」ともいいます。 株主が出資したお金を元手に、企業がどれだけの利益を上げたのかを数値化したもので、「企業がどれぐらい効率良くお金を稼いでいるか」を示す財務指標です。

ROEとは何ですか?

ROEは、返済する必要がない資本である「自己資本」をどれだけうまく活用し利益を生み出しているかを示す指標です。 ROEの数値が高いということは、自己資本を使って効率よく利益を生み出せていることを意味します。 一方、ROEが低い場合は経営効率が悪いことを示します。 自己資本を活用できておらず、自己資本の利益貢献も低い状態です。 一般的に、ROEは10%以上であれば良好な状態だと判断されます。 2022年度の3月期決算企業の全産業のROEは9.10%というデータがあります。 また、アメリカのROEは10%台半ばといわれており、それに比べると日本のROEは低いといえます。 ただし、下表のようにROEは業界によって目安が異なるため、自社が属する業界の目安を参考にしましょう。

ROEが高いと投資価値のある会社ですか?

一般的にROEが高いほうが投資価値のある会社だと判断されますが、企業を評価する要素のひとつに過ぎず、場合によっては経営リスクを見落とす可能性もあるため、ROAなどのほかの指標も考慮する必要があります。 以下の例を見てみましょう。 A社とB社は同様に、総資産が100億円、当期純利益が10億円です。

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